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霊巌洞は、熊本市の西部、金峰山の裏手に位置し、隣接して五百羅漢の石仏群があります。
その先に進むと霊巌洞があり、ここが武蔵が「五輪の書」を書き上げた場所です。
「五輪書」とは、寛永20年(1643)武蔵60歳の時に「霊巌洞」にこもって書き綴った書です。
完成したのは正保2年(1645)春。
武蔵は正保2年5月に亡くなりましたが、この「五輪書」を死の間際まで書き続けたと言われています。
五輪の地・水・火・風・空の5巻からなり、「地之巻」は兵法の全体像を、「水之巻」は剣法の技術を、「火之巻」では駆け引きや戦局の読み方を、「風之巻」では他流派の兵法を評論、「空之巻」では武蔵の考える兵法の意義・哲学等が記されています。
馬場住職にお話を聞かれると良いかと思います。
霊巌洞そばに羅漢さんたちがいらっしゃいます。
羅漢さんは、熊本の商人淵田屋儀平という方が、安永8年(1779)から24年の歳月をかけて、肥前の国の石工了善に彫らせて奉納したものと言われています。
笑った顔、瞑想にふけった顔、おどけた顔、さまざま表情の羅漢さんが出迎えてくれ、一つ一つお顔を眺めると、友人知人にそっくりの顔があると言われています。